教習の良し悪しは、教習所ではなく指導員で決まります。教習中はひとりの指導員と対話をしながら学んでいくからです。
 にもかかわらず出張ペーパー教習の業界は無資格指導員がほとんど。教習を行うための唯一無二の資格「教習指導員」の資格を持つ指導員は、実はあまりいません。「技能検定員」の資格を持つ指導員は更にいません。知らない人間が出張してくるわけですから、指導員の能力が未知数なのは怖いことです。何も身につかずお金を捨てることになるばかりか事故にもなりかねません。
 教習指導員資格は、教習を行うために厳しい勉強と訓練を重ね、能力を公安委員会に認められた証です。
 ペーパーキャッツは、正統派の教習指導員資格と教習所での指導員経験を基に、優しく・分かり易く・丁寧に真のサポートをご提供させていただきます。

教習指導員資格とは

「教習指導員資格」とは、指定自動車教習所で指導員となるために公安委員会が発行する法定資格です。講習を受けると数日間でもらえる「安全運転実技指導員」(法定資格ではない)とは全くレベルが違います。教習指導員資格を取得するためには義務付けられた総計170時限以上の教養・講習を受け、次の3つの試験に合格しなければなりません。

1.学科試験 論文形式により法令(道路交通法)、教育知識、教則(交通ルール)の3項目
2.技能試験 各都道府県の免許センターにて公安委員会による運転技能試験
3.面接試験 公安委員会による法令や教育知識などの口答試験

全て1回で合格できたとしても資格取得までに通常最短3ヶ月以上はかかり、年に3回ほどしか行われていない試験のため、取得までに1年~2年かかるケースもあります。他の類似資格とは難易度が段違いなのです。
私が所属していたセイコーモータースクールの指導員は、1回~2回で合格しているケースが多く、公安委員会からの信頼度も特に高い教習所です。

問題は、この「教習指導員資格」が出張ペーパー教習スクールには義務付けられていないということで、ほとんどの出張指導員は資格を所持していません。
出張業者の指導員紹介のページなどを見ても、「運転が好きです」とか「スキーが得意です」などと書かれていても「教習指導員・技能検定員の資格を持っています」というのはあまり見かけません。資格を持っていますと書かれていないのであれば、持っていないと見てよいでしょう。
このように、法の資格規制がない業界ですので、出張してくる指導員個々の資質には相当な上下差があります。
中にはつい最近まで他業種で働いていた人が皆様の自宅に出張してくるケースもあり、当然のことながらプロと呼べるレベルではありません。人の命をあずかる仕事ですので、1年や2年で一人前になれるほど甘くはないのです。

教習指導員資格に類似した資格?

自分の社で設定した「認定試験」や、研修所発行の「安全運転実技指導員」(5日間の研修でもらえる認定書であり資格ではない)をもって「安心してください」とうたっているスクールもありますが、教習を行うために公安委員会が発行する法定資格は、あくまで「教習指導員資格」だけです。
自社基準の試験や研修を受けるともらえる認定書とは違い、公安委員会の行う厳しい試験をクリアして取得するのが「教習指導員資格」です。
つまり「教習指導員資格」や「技能検定員資格」の所有は、公安委員会から運転の指導をする知識と技術があることを認められた確かな証であるといえますので、是非ペーパードライバー教習を受けるにあたってのひとつの安心基準・選択要素としてご考慮ください。

ネットで色々な出張教習を調べている方は、どこかで指導員募集のページを見かけたことはありませんか?中にはいつ見ても指導員を募集しているところもあります。これは、人の入れ代わりが激しく、常に新人指導員(無資格・無経験)がいることの証明であるといえます。募集用件には普通免許としか書かれていませんので、ちょっと運転の上手な皆様のご友人などが応募して採用されたら、数日後にはどこかへ出張教習指導にでかけて行くのです。それではきちんとした教習など期待するほうが無理な話です。「当社規定の研修を受けていますのでご安心ください」といわれても指導員資格者でさえ1年2年と研修を受けて経験を重ねたところでまだ半人前なのが教習の世界です。数日あるいは数ヶ月間、自社基準の研修を受けることで、一体どこまでペーパーキャッツのレベルに近づけられるのでしょうか。車は、使いようによっては人を傷つける凶器となりますので、華やかな宣伝ばかりで中身のない儲け主義の業者は絶対に避けるべきです。

ペーパーキャッツでは、少しでもお客様に安心して練習していただくために「教習指導員資格」「技能検定員資格」「運転適性検査指導者資格」「応急救護指導者資格」携帯しております。しかし、資格の所持はあくまで最低限のことであり、資格を取得した後に積み上げてきた経験・技術・知識がペーパーキャッツの一番の売りです。そしてこれからも更によい教習方法を研究して、皆様のもとへお伺いさせていただきたいと考えております。

○補足
「技能指導員資格」というものも昔はありましたが、現在は存在しないため新たに取得する場合は新基準の「教習指導員資格」にチャレンジするしかありません。
「教習指導員資格」とは、「学科指導員資格」と「技能指導員資格」が統合された資格です。学科・技能両方の指導知識があって初めて教習できるようにするべきだという考え方から生まれました。つまり、「教習指導員資格」を持つということは、学科(ルール)と技能(運転)を総合的に指導できることが公安委員会に認められているということを意味しています。
ペーパーキャッツでは、指定教習所での学科教習の経験も豊富なため学科の出張講師なども行っております。この絶対的な交通知識が他社に勝るペーパーキャッツの大きな誇りでもあります。
ペーパーキャッツは、経験・資格・知識・教習技術・そしてお客様のために尽くすというサービス面においても絶対の自信を持っており、これからも向上心をもって取り組んでまいります。同じお金を払って教習を受けるのであれば、是非質の高いペーパードライバー教習を受けてください。

技能検定員資格とは

「技能検定員資格」とは、指定自動車教習所で試験(修了検定や卒業検定)を行うために必須の資格であり、これを所有する者が検定を行うと法律上「公務」ということになります。

街中で「検定中」と書かれた教習車をよく見かけますが、その車は教習ではなく公務に当たっているため、妨害すると厳しい罰則が適用されます。ご注意ください。

つまり、技能検定員資格は公安委員会が行う「技能試験」を代行して行うための責任重大な資格であり、取得するためには「教習指導員資格」以上に厳しい試験に合格しなければなりません。

教習車で検定中の検定員を見ると、私語はもちろん助言なども禁止されているため大変怖い人に見える場合がありますが、ペーパー教習中はそうした制約などありませんので、優しく楽しく丁寧にそして何よりもお客様の身になってサポートさせていただきます。是非安心してお任せください。

インストラクター

佐光 昭和(さこうあきかず) 1972生

カーディーラーの「日産サティオ埼玉」に入社し整備・営業を経験。
1997年、埼玉の自動車教習所「セイコーモータースクール」入社。
以後15年間、技能教習・学科教習・ペーパー教習・技能検定などに従事。事故歴なし。
2005年、技能教習チームリーダーに就任。
2007年、学科室長・指導員育成責任者を兼任。
2007年、学科試験対策問題集を監修・発行。
2007年~2009年、3年間連続「埼玉県鴻巣免許センター学科試験合格率第1位」を獲得。
その他、学科教習視聴覚教材の開発作成多数。
2011年、セイコーモータースクール(惜しまれつつ円満に)退社。約15年間学んだ教習のノウハウを生かして独立。
2011年、埼玉県富士見市にて
ペーパーキャッツを起業
現在、教習歴27年目。
もう少し詳しく見る

所有資格
教習指導員資格技能検定員資格
運転適性検査指導者資格応急救護指導員資格
取得時講習指導員承認書
インストラクターの私生活ブログ
セイコーモータースクールに勤めていた2008年から書いているブログです。セイコーの話題やその他の私生活が綴られております。気が向いたら見てください!
虹背景透明

ごあいさつ

当サイトをご覧頂き、誠にありがとうございます。
私は生まれも育ちも埼玉県です。1997年(平成9年)より、埼玉県NO.1教習所のセイコーモータースクールで、技能チームリーダー・学科室長・指導員養成責任者として、初心運転者の育成と教習指導員の育成、地元の交通安全に貢献して参りました。
その間、約8万人の卒業生を送り出してきましたので、技能教習や学科教習、効果測定で私を見かけたことがある方も多いかと思います。運転の練習に不安を持つ皆様、ペーパードライバーは克服できます。是非、安心してお任せください。私は、指定教習所で全くの未経験者と15年間絶えずプロ意識を持って技術を磨き教習を行って参りました。
教え方、教習技術には絶対の自信を持っています。そして、これから出会う皆様にも未経験者同様に初歩の初歩から、優しく丁寧にお客様の身になってサポートさせていただきたいと心から願っております。
埼玉県で生まれ育ち、地元でお仕事をさせていただく以上、お客様の信用が第一であると心得ております。自分の教習経験をフルに活かしてお客様の満足と自信につながるよう、誠心誠意がんばって参りますので、是非ご用命ください!
誰よりも優しく、誰よりも丁寧に、そして誰よりもお客様の身になってサポートさせていただきます。