一方通行の見分け方
ペーパードライバー向け
一方通行を逆走しない方法
よくテレビのニュースで逆走という言葉を耳にしますが、ペーパードライバー講習では「自分が逆走してしまわないか心配」とよく相談されます。
うっかり悪気もなく逆走してしまわないために、一方通行はどのように見分けたらよいのかを説明します。
下の図が基本的な
一方通行の表し方です
図の赤い車は左前にある右折禁止の青い標識か、右方向にある進入禁止の赤い標識のどちらかにでも気づけば、一方通行を逆走しないで済みます。
こちらが「一方通行」の標識です。
この標識がある道路では、矢印の方向にしか通行できません。
「進入禁止」の標識です。
この標識がある側からは進入することができません。
この標識の存在に気づけなかった人が
逆走をすることになります^^;
「指定方向外進入禁止」の標識です。
矢印の方向にしか進むことができません。
上の図では右の道路が「進入禁止」になっているのですが、この標識であらかじめ右折をしないように表しています。
この標識がないときは、直前になって進入禁止の標識を見てから右折をやめることになりますので注意が必要です。
標識の意味が分かったところで、問題は走行中に気づくことができるかどうかです。
標識は、普通に走行しているとなかなか目に入りません。
ポイントは、細い道に入るときや、右折レーンがない所で右折するときに「ここはどうかな」と目を動かして上記の標識を探す意識が大切ということです。
がんばって探してください。
見落とすと
おまわりさんが待ってますよ!
実例写真
川越街道、ふじみ野駅入口の交差点です。
「指定方向外進行禁止」と「進入禁止」の標識だけでなく、目立つように法定外の看板まで設置してくれているので、間違えにくいですね。
富士見市立鶴瀬小学校近くの交差点です。
先にご紹介した標識が3種類フル出場しているだけでなく、かなり目立つように地面にも標示が描かれています。
川越街道、三芳町アクロスプラザ前の交差点です。
「進入禁止」の標識に囲まれていかにも戸惑いそうな場所ですね。
よく見ると進入してはいけない道が3つあるのが分かります。
このような形状の道は、知らない土地に行くとつい逆走しがちです。
この場合、手前の道に左折するか、奥の道に右折するしか選択肢はありません。
標識に気づけるかどうかが勝負ですね
標識の豆知識
標識は、すべて覚えなくても色と絵で何となく見分けることができます。
赤い標識
この中のものを禁止しています。
乗り物の絵が描いてあったらその車種は通行禁止です。
数字が書いてあったらその数字を超えることを禁止しています。
矢印があったら矢印の行為を禁止しています。
青い標識
この中のもの以外を禁止しています。
乗り物の絵が描いてあったらそのもの以外は通行禁止です。
矢印があったらその矢印以外の行為を禁止しています。
黄色い標識
この中のものに注意をしてください。という標識です。
特に何も規制はしていないので通行はできるのですが、中の絵のものに注意をして運転しましょうという意味で「警戒標識」といいます。
左から、
車線数が減少します。
道路工事中です。
右カーブがあります。
この形の交差点があります。
ので、気を付けてください。
という意味です。